設備設計を生業とする一級建築士のひとりごと

設備設計士目線からの建築。

一級建築士製図試験について#1

今回は一級建築士の製図試験についてザックリ書きたいと思います。

この記事を読まれてる方はあの過酷な学科試験を通過された方々だと思いますので、ひとまずお疲れ様です!!
ただ、一難去ってまた一難!ストレート合格を目指す場合製図試験はもっと過酷です…。私も目指してましたが昨年はランクⅢでアウト。今年は受かっててほしい。もう製図の勉強したくないなー。
それは何故かと言うと、主に以下3点が考えられます。

 

①学科試験から製図試験まで約3か月弱の期間しかない(12週間程度)
②解答が明確ではなく対策が無限大にあるため、試験までもやもやして進むため手ごたえがつかみにくい
③ライバルたちのレベルが高い(学科試験を突破した猛者たちのみが相手になるのでそれよりも勝った能力を身につけなくてはいけない)

 

上記3点が製図試験を過酷にしてる理由の大きなところです。


製図試験を受験したことがない今の状況だと自分が試験元が出してる模範解答レベルまで書けるようになるのだろうか?など不安に思うことでしょう。

私も去年の学科試験終了から8月末ごろまではかなり不安でした。そもそもストレート合格者って毎年数%程度なのでかなり狭き門です。私のクラスは15名いてストレート合格者は2名のみでした。

しかも製図2、3回目の人と競わなくてはいけないのでかなり大変です。私は全然ダメでした…。今年こそは合格してるはず!!!


不安をあおってしまい申し訳ありませんがライバルになる相手のレベルが高いので学科以上に努力しなくてはならないのです。

 

ただ、何をしたらいいのかわからずやみくもに意味のない勉強をするのは時間の限られた製図試験には、かなり無駄な時間になるのでライバルよりも有益な情報を収集して必要最低限の知識で合格まで突き進みましょう!!

 

安心してほしいのは製図試験の勉強は1か月ほどガッツリやると(資格学校でも独学でも)、ある程度模範解答レベルに近い図面は書けるようになります。落ちてるので説得力に欠けますが受かる人は受かる試験なので頑張れば結果はついてきます!

 

ただ、ゾーニングなど試験の合否に関わる思考まではもう少し時間が必要ですが。あくまで図面の書き方では模範解答レベルになれるということです。そこまではみんなたどり着けます。そこからの1か月弱が合否に大きく影響します。

いかに自分の形を作ってエスキスを直ぐにまとめられるようになるか。

 

各資格学校の対策は基本的に過去問の模範解答を参考に作られた問題になっているので、まずは過去問の研究が大事になってきます。

試験元からこれが合格レベルですと言われている資料になるので研究しないのはナンセンスだと思います。ま、ただ私も1年目はその重要さに気づいたのが試験を実際に受けてみて感じたので最初から知ってたらもっと結果は違ったかなーとも思っています。笑

あとは試験元が模範解答と発表する合格基準等は熟読してください。

ここに記載されているのはかなり重要なので。

 

しかし仕事しながら製図試験の勉強のために過去問の研究なんんてしてる時間がない

そんな方はネットに過去問の研究をまとめてくれてるHPなど結構あるのでそれを参考にしてみてください。

すべて自分でやろうとするのではなく、今の時代はいかに人や物を使って必要最低限の労力で成果を出すかが大事になってきています。今年は去年の反省を生かしむやみやたらに知識を詰め込まずいい勉強ができたと思っています。


また、学生も受けれるようになったので、時間が取れない社会人にはかなりつらい試験になりました。私も学生時代に今の試験制度になっていたら是が非でも学生時代に取りますね。
私が実際に見てたサイトなど紹介します。

一級製図過去問(H11~H28)の課題をまとめました | 一級建築士製図エスキス対策「がっちり合格ノート」

【一級建築士】設計製図の試験『過去問分析』|平成15年から令和元年


この辺りなど類似した内容のネタが大量にネットに情報共有されてるのでぜひ活用してみてください。「一級建築士 製図 過去問研究」などで沢山出てきます。

 

時間がない人の容量いい勉強法としては、合格者の勉強法を真似る!!ということです。

 

ご自身に合う合わないもあるので色々と試行錯誤しながらやっていってみてください。
私も今年は色々な合格者の実体験を参考にしました。同じ部署の先輩社員や同期に前年度や2,3年前に合格した人が数名いたので全員から実際にやってた勉強法を聞いていいところを取り入れながらやりました。なのでこのブログを読んでいただいている方にも私が実際に実施した対策を共有したいと思います!12月26日の結果次第では説得力出てきますよね?期待しておいてください!!笑


私の実体験を基に製図試験の勉強の際に実施した項目やアイテムなどに関して全5部構成で書いていこうと思います。

 

今回は長くなってしまったので次回の記事から5部作スタートします。
ぜひ参考にしてみてください。


1.製図試験までのスケジュールを決める
2.製図試験の情報源を確定させる
3.製図試験で大活躍したアイテム5選
4.構造、設備に関する知識を必要最低限身に着ける
5.エスキス力アップに活用したアイテムと勉強法(エスキス手順ではないです)

 

上記項目を次回以降紹介していきたいと思います。
では、今回もありがとうございました。