設備設計を生業とする一級建築士のひとりごと

設備設計士目線からの建築。

一級建築士製図試験対策#1(Part1 製図試験までのスケジュールを決める)

今回から一級建築士の製図試験について5部作スタートします。

その前段のブログは以下になります。

vivaceikki.hatenablog.com


既受験生の1つのパターンとして少しでも参考にしてもらえれば嬉しいです。

今年受かってれば合格者の1つのパターンに格上げ!!笑

Part1 製図試験までのスケジュールを決める
Part2 製図試験の情報源を確定させる
Part3 製図試験で大活躍したアイテム5選
Part4 構造、設備に関する知識を必要最低限身に着ける
Part5 エスキス力アップに活用したアイテムと勉強法(※エスキス手順ではないです)

上記項目をこれから紹介していきたいと思います。

 

Part1 製図試験までのスケジュールを決める

まずは一級建築士試験トータルのスケジュールからです。

大手資格学校をベースに考えるとこのようなスケジュールとなります。
学科試験に関してはすでに突破されたと仮定し省かせていただきます。

 

7月の学科試験から約2ヶ月半で製図試験…。
こう見ると一目瞭然で製図試験にかけられる時間は、ほんとごくわずかだということです。

このわずかな時間で前年度からの繰り越し受験生(製図機受験生)と対等に戦えるまでにならなくてはならないので、並大抵の努力では太刀打ちできないです!


既受験生は基本的に年明け2月ごろから製図の長期講座が始まるので前年度の受験アドバンテージ+半年前から準備を始めてきているので普通にやっても敵わないのは容易に想像できると思いますが不可能ではありません!!

その為には要領よく必要最低限の勉強で合格する能力まで自信を引き上げられるかです。


私が通っていた総合資格の場合は毎年、学科試験当日の試験後採点を実施し合格見込みの人にはすぐガイダンスが始まり、そこで製図道具一式を購入したりします。なので学科試験が合格見込みとなった喜びは一瞬で消し去られ急ピッチで製図脳に切替えなくてはならなくなります。

もう少し余韻に浸りたい…けどそんな暇は与えてくれないのが一級建築士のドエスなところです。そして翌週から本格的に製図へと移っていきます。

総合資格の場合はいきなり翌週の製図初回講座までにお手本のトレースを書いてこいと言われ、見よう見まねで書いていかなくてはならなかったです。普通にトレースするだけなのに5,6時間かかりました…。そこがまず心おられる第一関門となります。

 

1週目からエンジン全開で10月の試験まで突っ走らなきゃいけないので、覚悟が必要になりますが、ここまで来たからにはなんとかやり切りましょう!!

 

製図講座始まってからのスケジュールは以下のような感じです。(※あくまで目安です。当然早ければ早い方がいいです。)

 

7月〜8月中旬 製図をお盆までに模範解答レベルまで描けるようにする。お盆には毎年作図スピードを上げる特別講座あり※あまり受けなくても問題ないです。お財布と相談して決めてください。

製図のスピードを上げるには数をこなさなきゃいけない部分もありますが、コツがわかってないとそれもあまり意味がなくなるのでYouTubeTwitterのはかせさんの動画や情報等は通勤時間などに流し見すると、結構参考になるのでお勧めです。

www.youtube.com

はかせ │ 一級建築士合格カウンセラー🇺🇦Zero to Hero (@umimame) / Twitter

 

8月中旬〜9月中旬 自分のエスキスルーティンを確定する。まずは学校の手順や合格者の手順を真似てみてください。私は学校の手順と先生の手順を参考にして最初の1か月である程度自分の形を確立しました。

 

9月中旬〜9月末 色々な課題のエスキスをこなす。頻出の記述問題をメインに記述をインプットする。

基本、学校で配布される頻出記述リストを覚えれば問題ないですが、そのリストの配布が結構後半に配布されるのでもう少し早めに進めたい場合は、以下の内容など参照ください。私も何個か読んで参考にしてました。

note.com

 

試験直前 1週間有休を取って今までのまとめ、直前課題と講師が薦めた課題等5課題程度をあらゆる思考で2,3回ずつエスキス実施し、精度とスピードを上げる

最後の週は作図2枚程度描ければいいです。月曜日か火曜日と前々日に書くのがおすすめです。前日は基本的に作図しないでまとめ資料の確認などにしてゆっくりしてください!(試験前日の学校で配布される直前課題は参考程度に。)

 

また、作図は毎週学校以外で継続して2枚以上描くようにしてください。

 

その一連の流れをこなせた人の中から35%前後製図試験受験生がランクIの合格者となりはれて一級建築士となることができます。

お金も時間も無駄にしたくないですよね!なんとしてもストレート若しくは2年目で受かるように頑張ってください!

私の去年の反省と今年実施した内容も交えて書いているので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

 

今回はこれで以上になります。

次回は「Part2 製図試験の情報源を確定させる」を書きます。

ありがとうございました。