こんにちは。
今回は令和3年度一級建築士試験の学科試験に合格した時の勉強法について簡単に紹介したいと思います。
まず始めにこのブログを読んでいただいている方は、
「一級建築士 独学」などで検索してたまたま引っかかってしまったのかと思います。
後悔させないよう努力します!!
私自身は会社が補助してくれたため、S資格学院のパーフェクトコースに通いました。
(自腹だったら行ってない…。)
資格学校ってめちゃくちゃ高いですよね…。学科から製図までの特別講座の金額などもトータルすると約150万円程度…。
2年通うと300万弱…。何の為に頑張ってるんだろうってモチベーション見失いそう。
学生とか支払いどうしてるんだろう。素朴な疑問…。
普通の建設会社でサラリーをもらうだけでは元が取れない。
資格手当や奨励金がある企業だと
例に単純計算すると、
・資格手当
資格手当5,000円/月×12か月=60,000円/年
30歳で取った場合、
60,000円/年×35年(65歳定年と仮定)=2,100,000円
・奨励金 100,000円
→合計 2,200,000円
資格手当も役職ついたらもらえなくなる会社などもあるから、これでもギリ元が取れるかな?ってレベル…。
ま、会社によっては昇進しやすくなってもっと得する人や、取るまでに何年もかけてお金を消費しすぎて損する人がいるんでしょうが目安としてお考えください。
ただ、2年通うと元取れない会社が多いのではないでしょうか。
なので将来自分で一級建築士事務所を立ち上げたい!や昇進のために絶対に必要など明確な目標がない場合は学校に通うのは考えた方がいいかもしれません。
時間とお金が無駄になってしまうので。
あと大手資格学校でいうと、N学院ですね。
Sと比較すると少し安く感じられますが、それでも高い…。プラス1年ほど猶予期間できますが。
もう一つ大手のTが一番良心的な価格設定ですね。
上記、2校と比較して、講座が開設されたのが最近なので実績としてはまだまだ弱い部分がありますが、学校に通うならTでよかったなと感じ今年は製図試験対策としてTACに通っていました。ただいま結果待ちで絶賛もやもや中です。笑
何としても受かってTACの評判をよくしてみせる!!
製図試験は別として、今回言いたいのは上記3校に通わなくても学科試験は突破できます!!ということ。
建築士の独学方法について解説したブログってネットみてみると結構ありますよね。
あれって実際どうなの?って思ってる人も多いと思うので言いますが、書いている通りに実行できれば確実に受かります。
ただ、あれを独学で実行できる人って中々いないですよね…。ちょっとでも書いていることを実行できなかったから落ちるのかな?とか不安になる人もいるかもしれないですが、正直そこまで頑張らなくても学科は突破できます。
どうしても範囲が広すぎるため、色々な情報を入れたくなる気持ちは十分理解できますが、それがかえって試験突破の妨げになっていると思います。
そこで私が実行した最短ルートで学科を突破する方法をご説明します。
結論から言うと各科目過去問5年分を3周解けば受かります。
元々建築の知識がそこそこある人や要領イイ人なら3年分やれば受かるかも。
S資格学院でも学科対策として行ったのは、過去問とその派生した内容の問題だったので。過去5年分の過去問を合格点以上に解けるようになっていれば学科は突破できます。とりあえずこの過去問やれば基本的に問題ないと思います。
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ちなみにS資格学院では試験直前に「高確率問題」といういかにも資格学校らしい素晴らしい資料が配布されます。内容を確認すると前年度を除く直近3年間の過去問の冊子でした。
なんと一級建築士の試験の問題のうち3割程度はその直近3年分の過去問から類似問題が出題されているとのデータがあるそうです。
これは中々一人では仕入れられない情報だったので、学校通って良かったのはこれくらいですね。
なので時間がどうしても取れない人はその3年分だけでもやっとくとワンチャンあるかもしれませんね。
学校で行う対策も結局は過去問からの内容になるので、それで高いお金を払ってまでやる必要はないと私は感じました。これは実際に通ってみて合う合わないもあると思いますので、ここまでの内容を一人で実行不可能だと感じた方は予算を考慮して前述の3校からご検討ください。
独学でも不安な方は、各校が試験前に実施している総合模試やメルカリ等のフリマアプリなどで各校の教材(S資格学院のはメルカリに大量に出回ってます)を買ってプラスαの知識を身に着けるといいと思います。
過去問の解き方としては、年度ごとで1周実施した後に自信がなかった箇所の解説を見て復習し、2周目に取り組む。それでも解けなかった問題の解説のみ再度復習し、3回目に取り組む。そうすることで知識が定着していきます。
準備は早ければ早い方がいいですが、それを7月の学科試験まで反復して行わないとどんどん忘れて行ってしまうのでそれであれば3,4月位からスタートして平日は2~3時間、土日祝は5時間程度詰め込んでいけば確実に学科試験は突破できます!!
あと、学生や現場を見る機会がない方に関してはYouTube等を駆使して言葉のイメージをつかむのもおすすめです。これをすることでより知識が身に付きます。今は何でも映像で見れる時代なのでホント便利になりましたね。
ビデオデッキやカセットテープの時代が懐かしい…。
私は学校の宿題とか課題が面倒だったので、学校に行っても出席だけして自分の苦手な科目の過去問とそれの解説を反復して解いてました。
そのおかげで学科は、100点取れました。令和3年度の学科は難しかったんです。。
昨年の学科は計画が難しく同じくらい点数取れてる人でも足切で落ちてしまう人がたくさんいました。
私も計画で13点だったので結構ヒヤヒヤして採点してました。
各科目足切りはくらわないように対策しましょう!!
ちなみに法令集は、S資格学院のこちらを使ってました。
www.shikaku-books.jp
独学の方はインデックスを郵送してもらうときにSの営業さんから鬼電来るのでそれを我慢しなくてはならないですが…。
それかメルカリでアンダーラインとか綺麗に引いて販売されてたりもするのでそちらも確認してみてください。相場としては1万円程度だった気がします。自分でまじめにやると10時間はかかるので労力考えると意外と安く感じたりします。
ちなみに私は妻にコートと交換条件にすべてアンダーラインを引いてもらいました。笑
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最近はTさんのこちらの法令集も人気みたいです。
建築基準関係法令集 2023年度版 |建築士|TAC出版書籍販売サイト CyberBookStore
本日は以上にします。
次回は去年と今年の製図について書きたいと思います。